バージョン 6 の Internet Explorer には「メディアバー」と呼ばれるビデオ/オーディオプレイヤーが内蔵されており、AV オンデマンドのビデオクリップを、Windows Media プレイヤーに替えて再生することができます
(下図の画面左下)。
なお、SP2 (サービスパック 2) がインストールされた Windows XP では、この機能は削除されます。
メディアバーには以下のような問題があります (2003/4/8 現在)。
- 早送りや巻き戻しといった機能がない等、Windows Media プレイヤーに比べて低機能です。
- 「装着」状態の画面サイズが小さく (標準では 126 × 95 ピクセル)、またビデオクリップの本来のサイズに合わせて画面サイズを自動的に変更する機能がありません (いずれも手動では変更可能)。
- 「位置」スライダーによる再生位置の移動が正常に機能しない場合があります。
- エラーメッセージが英語で表示され、また Windows Media プレイヤーに比べて詳細な説明がされない場合があります。
-
「Runtime Error! R6025 pure virtual function call」 というエラーメッセージで、Internet Explorer の動作が停止してしまう場合があります。
- AV オンデマンド® のビデオクリップのダウンロード再生サービスは利用できません。ダウンロードのページで「保存」ボタンをクリックすると、保存の確認画面は表示されずに、メディアバーが開いて、ダウンロードしながら再生しようとしてしまうか、
「You’ve encountered error message
C00D2EE7 while using Windows Media Player」のように表示されたマイクロソフト ウェブサイトのページが開き、ダウンロードはもとより、再生すら行われない状態になります。
メディアバーの解除方法
- メディアバーの再生/一時停止ボタンの上側 (装着/解除ボタンの左側) にある表示部分 (表示内容は、状態によって
「メディアオプション」、「接続しています…」「AV on Demand」 のように変化します) をクリックしてください。
- 表示されるポップアップメニューで
「設定」 → 「Web メディアをバーで再生する」のチェックを確認します。
チェックを外すと AV オンデマンドのビデオクリップは Windows Media プレイヤーで再生され、チェックを付けるとメディアバーで再生されます。
MSN Explorer をご利用の場合
MSN Explorer には、メディアバーに類似のビデオ/オーディオプレイヤーが内蔵されており、メディアバーと同様の問題がありますが、MSN Explorer では、Windows Media プレイヤーで再生するように設定を変更することはできないため、AV
オンデマンドのビデオクリップは必ずこの内臓プレイヤーで再生されます (下図の画面左下)。